どうやって選んでる?おたたみや雑貨などをディスプレイするテーブルを選ぶ基準を教えます!

こんにちはVMDのサイトウです。

前回はハンガーラックを選び基準となる長さを決める基準についての記事でしたが、今回はハンガーラックと対となる「テーブル・ケース・棚」といった、おたたみ商品や雑貨バッグなどの小物類を展開する什器についてその選ぶ基準をお伝えします。

前回の記事はこちら

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目次

視野を基準に見え方を学ぶ

見出しにあるようにハンガーラックはMDや目的によって配置場所と長さがかわる・・・といった内容をお伝えしましたがテーブルなどのおたたみの商品や雑貨、小物類に関しては展開SKUに合わせて必要キャパを決めるので展開したい商品が設置できる大きさのものを選ぶのですが、その際の重要となるのは「どのように見せたいか?」です。

例えばバッグ。これらは基本的には正面からしっかりとデザインや形が見えた方がわかりやすいですよね。
側面や背面もあるデザインのあるものを見せたいですがその優先順位は下がります。なぜかというバッグのデザインは基本的に正面が一番作り込まれているか、両面同じか(シンプルなものに限る)など決まっていることが多いのでこのように正面一方を見せたいとしたときに、見え方で重要なのは視線の角度です。

どういうことかというと視線は下の図のように距離と高さによって変わります。

高さと広さの角度

図のような見え方をしており、正面に捉えた時の角度も広さもともに広く見えますが実際は視野の中心部分の上下、白湯に30°程度がしっかりと認識している部分で、そのほかは周辺視野としてなんとなく視界に入っている程度の認識です。身長により差はありますがだいたい座った目線の高さは750mm〜850mmほど、立った状態では1500mm〜1600mm程度といわれています。(いわゆるゴールデンポット)

このように考えると正面をしっかりと見せたい時は高さが750mmより高い方が見やすく、範囲も1000mm〜1200mm程度が目線を動かさずに認識できる範囲となるので見やすい高さと広さのテーブルや棚選びが重要となったきます。

MDによる高さ選びの基準

視野の角度による見え方の次は本格的に商品に適したテーブルや棚などを選んでいきます。
まずほとんどのテーブルや棚什器は高さが450mm、750mm、1000mmの3つの高さで構成されています。

これらは立った状態からの見え方や商品にてを伸ばした際の取りやすさなどを考慮して設計されています。

この高さによって変わる適したMDの一例を紹介していきますね。(今後は高さ=Hで記載していきます)

H450mm
上から見下ろす感じの高さ。身近なものでは椅子の座面がだいたいこの高さ。
適している商品は上から見下ろすので薄いものや寝かせて陳列するような商品が見えやすい。また、寝かせた状態でのディスプレイも見せやすい。

適した商品)寝かせてディスプレイするもの。タオルやハンカチ、T-シャツやボトムなども。

H750mm
正面から商品を視野にとらえやすいので立ち上げた状態のでディスプレイに適している。手を伸ばして作業しやすい高さなので商品も取りやすく触りやすい高さ。

適した商品)バッグ・シューズなどの正面から見やすいものである程度大きいもの。

H1000mm
この高さはまっすぐに立った状態の視線に近づくので小さなものでも認識しやすくなり、作業するにも屈む必要がないのでカウンターなどこの高さが多い。

適した商品)ピアスや財布などの小さな雑貨類

実際の使用例

それではそれぞれの高さによる実際の使用例を見てみましょう。

下段H450mm、上段H750mm
H1000mmのテーブル使用例

まとめ

このように高さや視野を意識した什器選びは商品の良さを最大限に引き出してくれます。
ただデザインや色だけで選ばずにこのように基準を加えて什器選びをしていただくとより効果的で素敵な売り場ができあがりますよ。

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